日本初公開のパキスタン映画「娘よ」

日本初公開のパキスタン映画「娘よ」

今回は、起業話から少し脱線して、パキスタン映画のご紹介です。^^

先日、神保町にある岩波ホールで
パキスタンの実話を元にした映画
「娘よ」を見てきました。

http://www.musumeyo.com/

2015年、アカデミー賞外国語映画部門
パキスタン代表に選出されました。
その後世界20カ国以上で上映されて、
クレテイユ国際女性映画祭観客賞、
ソノマ国際映画祭最優秀作品賞など
数多くの賞を受賞しています。

(引用元:https://www.iwanami-hall.com/)

■■予告編■■
https://www.youtube.com/watch?v=XJR7h6EVT0s

私が起業しているスワート渓谷から
車で6〜8時間位の所にある
トライバルエリア(FATA:部族地域。パキスタン政府の支配が及ばない地域。)が舞台です。

以前ブログでご紹介いたしましたが、
アフガニスタンとパキスタンの国境付近は
パシュトゥーン人達が住んでいるエリアです。

私はパシュトゥーン人達に
囲まれてお仕事をしていること、
トライバルエリアの自然が美しいこと、
パキスタン人の女性監督が実話に触発されて、
女性を主人公とした映画をつくったことなど、
(あと、主人公の女性が私の叔母にそっくりなこともあって・・・)

これは見ないと!!と思っていました。


(監督紹介)

ストーリーは、主人公の女性が部族の掟から逃れるために、
命がけで娘を連れて部族地域から脱出するもの。
サスペンスやアクションというよりは、
ヒューマンドラマです。

ハリウッド映画などでは
暴力や男女の過激なシーンが多いですが、
パキスタン人、
パシュトゥーン人ならではの描写が
忠実に描かれていました。

時折見えるカラコルム山脈の美しい風景や、
緑豊かな森林地帯、
過酷な砂漠地帯、
場所により色々な情景を持つパキスタンは、
動画で見た方が伝わりますね。

映画はパキスタンで有名な俳優たちが演じています。

撮影も実際に山岳地帯に入って行われていたため、
武装勢力からテロ予告されたりと
大変だったそうです。

いつもパキスタンで見ている風景がスクリーンに流れると、
一瞬パキスタンにいるような錯覚を起こしました。

なかなか旅行で訪れることが難しい場所のため、
少しでもパキスタンにご興味のある方には
映画を見ていただきたいな・・・と思います。^^

 

この映画のテーマの一つになっている
「児童婚」について、
現地パートナーと以前話したことがあります。

 


「パキスタンでは未だに10歳前後の女の子が、
親の決めた相手と結婚しているニュースを見たけれど…本当なの?」

現地パートナーのザイーさん
(;゚Д゚) What?! (←大声)
そんなの、ぜーーーーーーーーーーーーったいダメダヨ、ショーコさん!!
ずぇぇぇぇーーーーーったい!!!
子供は学校に行くの!!!
そんなの可哀想ネ!子供は道具じゃないヨ!
ショーコさん!分かる!?」


「う、うん!もちろん分かるわよ!」

ザイーさん
「ワタシの子供達はみーーーーーーんな恋愛結婚ダヨ!!
それがフツーダヨ!分かる?ショーコさん?!」


「いや、私もニュースを見てビックリしたのよ!!
(ザイーさんの熱い反応にもビックリしたわ。。)
ザイーさんのお家はそうだよね。
でも、一部の人達の間ではまだあるみたいよ。」

ザイーさん
「(o´д`o)=3はぁ。。。(深いため息)。
そうネ。。。
古い考え方の人はまだいるネ。
本当に子供可哀想ネ。
ワタシ、子供一番好きネ。
ワタシ、心がとぉぉぉぉーーーっても寂しいネ。。。(T-T)」


「そうよね。私も悲しいわ。。(´A`。)
そういえば、ザイーさんは何歳で結婚したの?」

ザイーさん
「ワタシ、14歳で結婚したネ。」


「えええ∑(゜∀゜) !?14歳って、まだ子供じゃない!!!」

ザイーさん
「(*≧▽≦)あはははは(爆笑)!!
そうネ。子供ダッタネ!
ワタシもビックリしたネ!!!
でも、奥さんがワタシのこと、だーーーーい好きで、
小さい頃から毎日毎日家に押しかけて来ていたネ。ヾ(*´∀`*)ノ
だから結婚したネ。笑
だから、ワタシ、奥さんだけね。
ショーコさん、ごめんなさいネ!」


「え?!何で私がそこで登場するのよ!
(あ、おのろけ話ね・・・。)」

 

スワート(ザイーさんの周辺)では、
男女が自由恋愛して、結婚したい!となると、
男性が女性の家へ行き、
結婚させて欲しいとご両親に許可を求めます。

場合によっては、男性は何度も何度も女性の家に通い、
女性のご両親と話し合いをするそうです。

ご両親は自分の娘とも話し合い、
本当にこの男性と結婚したいのか?と確認をします。

娘がYESと言えば、晴れて結婚となります。

一方、離婚も自由です。
「子供の幸せが一番。」
ザイーさんのお嬢さんもお一人離婚しました。

その後、再婚しました。同じ男性と。


「え!?彼女同じ男性とまた結婚したの!?
ちょっとビックリ!!!」

ザイーさん
「そうねぇ〜。ワタシもネ!ビックリしたネ!
でも、幸せダヨ!イイ事ダヨ!
ワタシ、とーーーーーっても幸せネ!」

 

パキスタンの一部地域では、
まだまだ女性に権利もなく、
児童婚も行われています。

ザイーさんのような考えを持つ人が
パキスタンでも当たり前になる日が
1日も早く訪れることを祈っています。

 

「娘よ」の映画は、東京では4月28日まで上映されています。
全国でも上映予定ですので、ぜひご鑑賞ください^^