EARTHRISEは、2011年の創業以来、ジュエリー業界の問題点である、紛争鉱物の取引、児童労働、搾取、環境破壊などの負の側面を改善すべく、人権や環境に配慮したエシカルジュエリーを創造しています。すべては、「一人ひとりが喜びや誇りに満ちた生き方を送ることの出来る世界にしたい。そして、美しい自然と人々の愛と想いを次の世代へとつむいでいけるようにすること」のためです。
そのため、わたしたちは、事業を通して、人、社会、自然、ステークホルダーに対して、ポジティブなインパクトを継続的に生み出していけるよう、以下のことをお約束いたします。
SOCIAL COMMITMENT
EARTHRISEは、ソーシャルプロジェクトの一環で、2016年にパキスタンにEARTHRISE GEMS STUDIO(宝石研磨工房)を設立し、フェアトレードだけではなく、地域社会へ直接プラスのインパクトを生み出す行動を行うことで、社会課題の解決に向けた取り組みと、地域活性化のために献身的なサポートをしています。
女性参画:
研磨工房がある地域では、女性が働ける環境が限られています。そのため、貧困から抜け出すためにも、女性の働く場所が必要です。地域、社会を尊重しながら、女性が働きやすい環境を整え、女性の研磨職人を育成します。
職業訓練:
武装勢力による治安悪化に伴い、地域経済が困窮し、また世界的なインフレにより、若者が出稼ぎにいかねばならない状況が続いています。熟練した職人が希望する若者に研磨技術を無償で指導し、自活できるよう支援します。
工房の拡大:
2024年現在、隣国アフガニスタンのタリバン支配の影響で、パキスタンではテロが多発し、情勢が不安定です。また、世界的なインフレにより地域一体の経済も困窮しています。そのため、2030年までを目標に、工房を拡大し、雇用数を増やしていきます。
well-beingの測定:
定期的にウェルビーイング度を計測するアンケートや面談を実施し、職場環境や従業員の満足度を評価し、改善点を特定して改善していきます。
教育支援:
子どもの教育は、子ども自身の将来、また将来の地域社会の発展のためにも必要不可欠です。
地元のNGOと協働し、地域の子どもの就学率を増やします。また、工房独自の奨学金制度を利用し、就学支援をします。
子どもには物乞いや低賃金労働をさせるのではなく、教育の機会を増やし、子どもの将来の選択肢を増やすサポートをします。
研磨スクールの発展:
2023年より、工房がある地域の学校の一室で研磨スクールを開校いたしました。子どもたちの教養の一環として、研磨技術を学ぶことで、宝石や研磨に対する理解と、子どもたちの感性を磨くサポートをします。また、将来、研磨職人の道を選ぶことができる技術習得の支援もします。
地域社会への貢献:
従業員一人一人が地域や社会に対して貢献する視点を持ち、業務をおこないます。
フェアトレードの推進:
パキスタン国内の取引においても、さまざまな課題があります。素材の調達・研磨の過程においても、フェアトレードを積極的に活用します。
また、パキスタン以外の国や地域でも同様に、素材の調達・研磨の過程においても、フェアトレードを積極的に活用し、素材調達の種類・地域を増やしていきます。
CONSUMER COMMITMENT
SDGsの影響により、エシカル消費という言葉が聞こえるようになりましたが、まだ一般生活の中で常識とはなっていません。EARTHRISEは、社会をよりよくするためにも、生活者の方々に積極的な情報開示を行なったり、地球が生み出した宝石や、エシカルジュエリーに触れていただく機会を設けることにより、生活者の方々の心を豊かにする取り組みを行います。
講演会、トークイベント、大学での講義、取材やメディア出演:
学生や一般の方向けに定期的に実施します。ジュエリー業界の問題点、エシカルジュエリーに関する知識を生活者の方々に知っていただくことで、エシカル消費について考えていただくきっかけをつくり、ひいては業界全体を良い方向へ変えていきます。
また、講演会の参加や取材を受けるにあたり、多額の報酬はいただきません。より良い社会を築いていけるようにするため、多くの生活者の方々と触れる機会を設けるためです。
執筆活動:
ブログ、SNS、その他の媒体を用いて、情報発信を行い、エシカルジュエリーの認知度の拡大と、生活者の方々が気軽にエシカルジュエリーについて知ることができるきっかけをつくります。
ワークショップ:
エシカルジュエリーに対する理解だけではなく、実際に鉱物や宝石に触れていただくこと、ジュエリーのケア、ものづくりを通して、生活者の方々の幸福度をあげるサポートをします。
アフターケア:
EARTHRISEの商品をご購入いただいたすべてのお客様に対し、期限を設けずに可能な限りリペアをします。
カスタマーサポート:
適切なカスタマーサポートと透明性の高い情報開示をします。
個人情報のお取り扱い:
お客様の個人情報は適切に管理します。
PRODUCT COMMITMENT
伝統技法を取り入れたものづくり:
日本の伝統技法を取り入れたジュエリーを制作することで、失われつつある日本の伝統技術を守り、未来へとつむぎます。
新しい素材開拓:
EARTHRISEの考えに共感をしてくれるサプライヤーを増やし、エシカル、フェアトレードの素材の新規開拓に取り組みます。
生活者と協働した商品開発:
生活者の意見を反映させたものづくりをすることで、より一層生活者の人生に寄り添うことができるブランドであるよう努めます。
原石を活かした商品開発:
原石の神秘的な魅力を活かした商品開発と、一つの宝石を研磨する時に出てしまう端材を活かした商品開発をし、細部に至るまでそれらを活用します。
ENVIRONMENTAL COMMITMENT
採掘現場:
資源を採掘する現場(鉱山)では、使用した水はそのまま川へ流さず、可能な限り生態系の維持に努め、定期的なモニタリングをおこないます。また、採掘環境によっては、採掘後は穴を埋めて、植樹や植物が根付きやすい土壌環境になるよう支援します。
環境に配慮した素材を使用:
認証紙、もしくはリサイクル紙の使用率を上げます。パッケージに関しては過剰包装はせず、環境に配慮した素材を使用します。
エネルギー消費量の削減:
創業時よりLED照明や、可能な限りエネルギー消費量の少ない電子機器を使用していますが、今後もエネルギー消費量の削減に努めます。また、エネルギー使用量をモニターし、年間削減目標を設定します。