Dalmatian
Black × White
モードでリュクスな日常を。

ヒマラヤに育まれた聖なる石

ダルメシアンジャスパー

スワート川
ダルメシアンジャスパー(ピアス)フェアトレードゴールド

標高約2,000m以上の北ヒマラヤ連山に降り積もった雪は、春の暖かな日差しを受けて雪解け水となり、大地を潤しながら、美しいエメラルドグリーンのスワート川となって、渓谷を流れる。
このヒマラヤ連山の途方もない歳月を経て誕生した、ブラック×ホワイトのスワート産ダルメシアンジャスパーを用いたコレクションです。

ダルメシアンジャスパーとは
「101匹わんちゃん」で有名なダルメシアン(犬種)の模様に似ていることから、その名が付けられました。クォーツやアゲートと同じ石英の仲間で、含まれる成分により模様や色合いが異なるため、どれも世界にひとつだけの模様。
ホワイト部分はアイボリーよりの色が多いダルメシアンジャスパーですが、ホワイト色が強く、コントラストがハッキリとしたものを厳選しました。

聖なる石
強いエネルギーがある石として信じられており、古代から「聖なる石」として崇められてきました。聖書にも登場しています。日本でも、古墳から装飾品のジャスパーが発見されています。冒険や旅のお守り、目標の達成を助けてくれるとして、現代でも人気の石です。

偶然の出会いと研磨

ダルメシアンジャスパーの研磨

ある日、研磨職人がスワート川を眺めていたら、偶然、個性的な石を見つけました。調べてみると、ダルメシアンジャスパーであることが分かり、研磨職人たちは世紀の大発見だと大喜びでした。パキスタン国内でも採掘されるのは、スワート渓谷の一部のみと大変希少な石でした。

パキスタンで初めて発見されたダルメシアンジャスパーですが、他の国でも産出しており、丸玉(ビー玉のような形)に加工されたものはたくさんありました。丸玉はすべて機械に掛けて研磨するため、人の労力はほぼゼロ。
丸玉の機械は工房に置いていないこと、ただの丸玉ではつまらないと思ったこともあり、せっかくなら世にないデザインに、この個性的な模様を活かして大人のジュエリーにしたいと思い、出張前に型も作り、現地へ飛びました。

いざ研磨を開始してみると、あまりの研磨の難しさに職人たちはお手上げ状態。
微細な石英が集まって一つの石として結晶化しているため、もろい箇所があり、研磨過程で石が砕けてしまったり、模様の出方も研磨をしてみないと分からないなど、非常に扱いにくい石でした。
同じ形、同じサイズに研磨するには不向きな石。

けれど、スワートで初めて見つけた石を世に出したい、ジュエリーにしたら格好良い、と試行錯誤の上、美しく研磨出来るようになりました。

デザイン

【ダルメシアン】101匹わんちゃんで有名なダルメシアン柄のジャスパーを用いたエシカルジュエリー

ひとつは、甘い雰囲気のダルメシアン模様を、あえてシャープなヘキサゴン(六角形)にした、モードなジュエリー。
もうひとつは、ラウンドのコロンとしたデザインは、大人可愛い雰囲気のジュエリーに仕立てました。

愛と希望のきらめき

小幡星子(shoko obata)

東洋のスイスと呼ばれた、北ヒマラヤ連山に囲まれたスワート渓谷は、世界中から観光客が訪れる地でした。

しかし、2007年からスワートで活動を開始したタリバン(パキスタン・タリバン運動)により、すべてが変わりました。
2012年、パキスタン軍のタリバン掃討作戦が成功をおさめ、再びスワートに平和が訪れましたが、経済は停滞し、観光客が戻ることはありません。外務省発表の渡航レベルは最も危険とされるレベル4(レッドゾーン)のままです。
町には失業した若者があふれ、女性が働ける環境が非常に少ないため、子ども達が学校を諦め、もの乞いや低賃金労働を朝から晩まで行っていました。わずかなお金のためにタリバン兵に志願する子どももいました。

この現状を変えるべく、持続可能なビジネスを考え、現地パートナー兼研磨職人の地元でもあるミンゴラにEARTHRISE GEMS STUDIO Ptv. Ltd.を設立(2016年)し、宝石研磨工房をスタート。女性の自立支援のために、一から女性の研磨職人を育成。若手には無償で技術指導を行い、奨学金制度を設け、子供の教育支援を行なっています。

EARTHRISE GEMS STUDIOについて詳しく見る >

 

更なる幸せを、つむぐ。
こちらで紹介するジュエリーの利益の一部は、SRI (Swat Relief Initiative)を通して、スワートの貧困女性と子どもの支援に充てられます。

SRI(Swat Relief Initiative)
パキスタン北部スワートにある現地NGO。2008年タリバン支配下に置かれたスワート。2009年にパキスタン軍がタリバンを一時追放したものの、スワートのインフラ、学校の多くは破壊され、住民の生活状況は著しく悪化。この状況に対応すべく、1969年まで継続したスワート藩王国ラスト・プリンスの孫娘ゼブ・ジラーニー女史が立ち上がって設立したのがSRI。スワートを襲った度重なる悲劇からスワート住民を救うため、女性と子どもを支援するプロジェクトを展開しています。ゼブ女史は、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんや彼女の父親とも長年の知り合いで親交が深いです。
http://swatreliefinitiative.org

コレクション


【アフロディーテ】パキスタン産のローズクォーツを女性(ママ)が研磨したコレクション。

アフロディーテ

【ダルメシアン】101匹わんちゃんで有名なダルメシアン柄のジャスパーを用いたエシカルジュエリー

ダルメシアン

【アクアクォーツ】3,000m級のヒマラヤ連山から採掘されたレアストーンを用いたエシカルジュエリーコレクション

アクア

【雪の花】パライバトルマリン、ピンクトルマリンなどを用いたアンティークデザインのジュエリーコレクション

雪の花

【晶】ナチュラル(非加熱)・オーガニックストーンのトパーズを用いたエシカル・フェアトレードジュエリー


エシカル素材へのこだわりと品質


素材の背景にある美しい物語、つくり手の物語、そして、あなたの物語や想いも一緒につむいでゆくこと。
EARTHRISEのブランド設立以来、大切にし続けているものづくりの精神です。
世界各地から集めた最良のエシカル・フェアトレード素材と最上の技術が織りなす、EARTHRISEのエシカルジュエリーについてご紹介いたします。

人権と環境に配慮したフェアマインド認証(フェアトレード)ゴールド

フェアマインド認証(フェアトレード)ゴールドなど

人権環境に配慮されたエシカル・ダイヤモンド

エシカル・ダイヤモンド

自然本来の美しいカラーストーンをオーガニック・ストーンといいます。

オーガニック・ストーン™

お客様の声を生産者へ届けます。

お客様の声を、生産者へお届けいたします。

店舗併設のジュエリーアトリエ

日本人の創作の技