Zellige
平和のかけら
ゼリージュとは、繊細なタイルを組み合わせて幾何学模様にした装飾のこと。
ゼリージュをはじめ、唐草(アラベスク)模様、ダマスク模様などは、偶像崇拝がタブーなイスラム世界で生まれ、世界各地に伝わっていきました。
日本にはシルクロードを通り入ってきたといわれており、寺院や着物の柄に、ヨーロッパではインテリアやファブリックに多く取り入れられ、緻密で美しいデザインは古今東西を通して大変人気があります。
いずれのデザインもリズミカルに反復し、無限にどこまでも広がっていくことから、「目に見える音楽」ともいわれています。
そのようなイスラム模様の中から、シンプルなモロッカン柄にインスパイアされ、カラーストーンを用いたコレクション、ゴールド・シルバー・プラチナ・ダイヤモンドのシンプルなコレクションの2種類が誕生いたしました。
平和のかけら
Fragments of peace
昨今の世界情勢を見ていると、大切なことを置いてきてしまっているように感じます。
わたしたちは争うために生きているのでしょうか。
一つひとつのタイルが美しいゼリージュを創造するように、
一人ひとりの多彩な個性を尊重し合うことで、
わたしたちは平和な世界を創造していけると信じています。
なぜなら、平和のかけらは、生まれながらにわたしたち一人ひとりの心に宿っているからです。
ラピスラズリ
幸運を招く、天空の宝石
吸い込まれそうなほど美しい瑠璃色の宝石、ラピスラズリ。
古代より希少な石のひとつで、世界各地で聖なる石として崇められ、高貴な人のみ身につけることができました。
古代エジプト王朝以前(紀元前3,300年頃)の遺跡からラピスラズリが発見されており、紀元前1300年頃にはツタンカーメン王の黄金のマスクに用いられたり、モーゼの十戒が記された石版がラピスラズリで出来ていたといわれています。
また、ラピスラズリには、パイライト(黄鉄鉱)という金色の斑点模様が混ざっており、その神秘的な様子から、聖なる石、天空の石、星空の石ともいわれています。
さらに、ラピスラズリ特有の神秘的な瑠璃色が、邪気を払い、幸運へと導いてくれるとして、世界最古のパワーストーンとしても有名な宝石です。
ラピスラズリの語源
ラピスラズリ(和名:瑠璃石)という名は、ラテン語で「石」を意味する「ラピス」と、ペルシャ語で「青または空」を意味する「ラズワード」が起源とされています。
ラピスラズリの産地
ラピスラズリはアフガニスタンが世界の70%以上の産出量を誇り、6,000年以上前から採掘され、世界各地へ運ばれていました。
その他の産地としてパキスタン、ミャンマー、カナダ、インドなどがあります。
デザイン
エメラルドカットからインスパイアされた形
×
モロッカン柄
青の中の青。
今回、アフガニスタン産の中でも最高品質のラピスラズリと出会えました。
EARTHRISE GEMS STUDIO(パキスタン)の近くには、エメラルド鉱山があります。
ラピスラズリは、エメラルドのように透き通った宝石ではありませんが、
あまりにも美しい瑠璃色をしていたため
エメラルドのようなカットを施すことにいたしました。
出来上がってみると、他の形とは一線を画する洗練された雰囲気に仕上がりました。
後ろから見ても美人なデザイン。
ゼリージュに用いられるタイルの雰囲気とモロッカン柄を融合させ、ラピスラズリの裏側にモロッカン柄を配することで、より洗練されたジュエリーになりました。
しっとりとしたゴールドのテクスチャー
ファマインド認証(フェアトレード)のK18イエローゴールドに施した、しっとりとしたテクスチャーが、ジュエリー全体の雰囲気をよりやさしくさせています。
流行や年齢を気にせず身につけられる大人なデザインを意識いたしました。
モロッカン
シンプル・モダンなデザイン
ありそうでなかった、モロッカン・ジュエリー
モロッカン柄からパーツを切り抜いてきたような、丸みのあるモロッカンモチーフが特徴のコレクション。
カラーストーンのモロッカンコレクション同様に、流行・年齢を問わず、永くご愛用いただけるようデザインいたしました。
大きすぎず、小さすぎず。
シンプルだけれど、洗練されていること。
細部にいたるまで、こだわり抜いて制作いたしました。
しっとりとしたテクスチャー
こちらもカラーストーンを用いたコレクション同様に、金属部分には裏表しっとりとしたテクスチャーを施すことで、モロッカン柄1つでもオシャレに見えるよう仕上げいます。
人と自然環境にもやさしいフェアマインド認証(フェアトレード)のゴールド・シルバー
こちらは、K18イエローゴールド、シルバー950の2種類のマテリアルをご紹介しております。
両方ともフェアマインド認証(フェアトレード)のゴールド・シルバーを用いています。
また、シルバーらしさを引き立たせるために、メッキは施しておりません。シルバーの純白の輝きをお楽しみください。
※スキンフレンドリーにこだわり、シルバーはスターリングシルバー(925)以上の950を用いて制作しております。
※その他のマテリアルでも制作可能です。
エシカルダイヤモンド
オーストラリア産のエシカルダイヤモンドは、星をイメージした5本爪の石座にセッティング。
ダイヤモンドはエンゲージメントリング〔婚約指輪〕にも用いられる高品質のものを使用しているため、全体的に気品に溢れたジュエリーです。
石座にはプラチナを用いることで、虹色に輝くダイヤモンドの美しさがより一層引き立ちます。
ダイヤモンドは、インドの専属工房で労働環境にも配慮して研磨されています。
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【制作秘話】
Coming soon…
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Online Shop
(Coming soon…)
誠に恐れ入りますが、こちらのジュエリーは2018年12月24日より店頭販売を先行し、
オンラインショップでの販売は12月末〜1月上旬を予定しております。
メールでのご注文も受けたまります。
ご希望の場合は、以下よりお問い合わせください。
愛と希望のきらめき
東洋のスイスと呼ばれた、北ヒマラヤ連山に囲まれたスワート渓谷は、世界中から観光客が訪れる地でした。
しかし、2007年からスワートで活動を開始したタリバン(パキスタン・タリバン運動)により、すべてが変わりました。
2012年、パキスタン軍のタリバン掃討作戦が成功をおさめ、再びスワートに平和が訪れましたが、経済は停滞し、観光客が戻ることはありません。外務省発表の渡航レベルは最も危険とされるレベル4(レッドゾーン)のままです。
町には失業した若者があふれ、女性が働ける環境が非常に少ないため、子ども達が学校を諦め、もの乞いや低賃金労働を朝から晩まで行っていました。わずかなお金のためにタリバン兵に志願する子どももいました。
この現状を変えるべく、持続可能なビジネスを考え、現地パートナー兼研磨職人の地元でもあるミンゴラにEARTHRISE GEMS STUDIO Ptv. Ltd.を設立(2016年)し、宝石研磨工房をスタート。女性の自立支援のために、一から女性の研磨職人を育成。若手には無償で技術指導を行い、奨学金制度を設け、子供の教育支援を行なっています。
EARTHRISE GEMS STUDIOについて詳しく見る >
さらなる幸せを、つむぐ。
こちらで紹介するジュエリーの利益の一部は、SRI (Swat Relief Initiative)を通して、スワートの貧困女性と子どもの支援に充てられます。
SRI(Swat Relief Initiative)
パキスタン北部スワートにある現地NGO。2008年タリバン支配下に置かれたスワート。2009年にパキスタン軍がタリバンを一時追放したものの、スワートのインフラ、学校の多くは破壊され、住民の生活状況は著しく悪化。この状況に対応すべく、1969年まで継続したスワート藩王国ラスト・プリンスの孫娘ゼブ・ジラーニー女史が立ち上がって設立したのがSRI。スワートを襲った度重なる悲劇からスワート住民を救うため、女性と子どもを支援するプロジェクトを展開しています。ゼブ女史は、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんや彼女の父親とも長年の知り合いで親交が深いです。
http://swatreliefinitiative.org
Online Shop
(Coming soon…)
コレクション
エシカル素材へのこだわりと品質
素材の背景にある美しい物語、つくり手の物語、そして、あなたの物語や想いも一緒につむいでゆくこと。
EARTHRISEのブランド設立以来、大切にし続けているものづくりの精神です。
世界各地から集めた最良のエシカル・フェアトレード素材と最上の技術が織りなす、EARTHRISEのエシカルジュエリーについてご紹介いたします。