【ルースNo.102】
透き通った水の色。パキスタン産アクアマリン。
※youtube画面設定でHDを手動で選択していただくと、高画質の動画をご覧いただけます。
みなさま、こんにちは。
EARTHRISE代表兼＆ジュエリーデザイナーの小幡星子です。
久しぶりのブログ更新です。＾＾
パキスタンでも起業して、、もう７ヶ月。
（破天荒な起業ストーリーや、
現地との日々のやりとりは別の機会にご紹介いたします。）
気がつけば、3月も終盤。
3月の誕生石といえば、アクアマリン！
そこで、パキスタンにゆかりのある
アクアマリンをご紹介いたします。
宝石の美しさは、写真で表現するのが本当に難しいです。
そこで、少しでも宝石の美しさをお伝え出来ないかと思い、
表参道の陽の下で動画を撮影してみました。
太陽の光にかざすと、一層水色の濃さが増す美しいアクアマリン。
木々や草花が陽の光を受けて瑞々しくなるのと同じで、
宝石も陽の光に当たるだけで、瑞々しさが増す。。
宝石もこの地球が生み出した自然の一部・・・本当に感動の瞬間でした。
しかも、研磨以外は宝石の色を鮮やかにするための人工的処理を施していない、オーガニックストーン™です。
（市場に出回る宝石の９0%以上は研磨以外にも人工的処理が施されています。）
自然界で育まれたままのアクアマリン・カラーは、
リングにしても、ネックレスにしても肌馴染みが良いのが特徴です。
少し大粒でも主張しすぎない優しいアクアマリン。
アクアマリンを、手にのせた動画はこちらです＾＾↓
EARTHRISEでは、こちらのルースを用いてお好みのデザインに仕立てるオーダーメイドを承っております。お問い合わせの際はルースNo.をお伝えください。
こんなにも美しいアクアマリンは、どのようなところに眠っているのでしょうか。
それは、標高3,500m〜5,000m級のとても険しい断崖の内部に眠っています。
断崖には小さな穴がいくつも開いています。
この一つひとつが鉱山です。
写真ですと鉱山スケールをお伝えしきれないのですが、
写真左下に小さく写っている橋は、マンション４階建ほどあったと思います。
ここは、数十年前にドイツの地質学者が一度訪れたことがあるだけで、
外国人がこの地に足を運んだのは私だけ。
地元のパキスタン人ですら訪れることのない、まさに秘境。
「SHOKOさ〜ん！！！ここに来るなんて凄いことだよ！！」
訪れた時、なぜか、私よりも周囲の人たちが盛り上がっていました。
（パキスタン人らしい・・・笑）
この鉱山で採掘されたアクアマリンを現地パートナーの研磨職人が
一つひとつ丁寧に研磨をしています。
クオリティは、動画の通り、水の結晶が宝石になったよう。
インダス川上流で見た、透き通った美しい青空の色にも似ています。
鉱山から一番近い村にある小さな学校にも立ち寄らせていただきました。
校舎も机も椅子も人数分なく、
低学年は原っぱでクラス毎に青空教室。
それでも、子供たちは楽しそうに勉強していました。
以前この地域に欧米のNGOやJICAの支援があったそうですが、
タリバンがパキスタンに入ってきてから治安が悪化。
観光客はいなくなり、NGOもみな撤退してしまいました。
「この村は山奥だし、ここまではタリバンもやってこない。とても平和なんだよ。」
タリバンが国に入ってきたことで、全てが変わってしまった。
子供たちのためにも、村の活性化のためにも、また観光客やNGOに戻ってきてほしい。
先生がお話されていたことが印象深かったです。
パキスタンで起業したからには、パキスタンの人々の役に立てることをしてゆきたい。
自然と人の手によって創り出した幸せな宝石を
一つずつ世に送り出すことで、
素敵なお客様にも喜んでいただきたい。
小さなジュエリーブランドですが、
世界がより豊かになるよう
一歩一歩、精進しています。
【わたしの心を豊かにするジュエリー。】
EARTHRISE（アースライズ）は、宝石の美しさの裏にひそむ児童労働や強制労働、紛争の資金源となる負の連鎖ではなく、途方もない年月をかけて育まれてきた自然と、わたしたちの幸せを未来へつむぐジュエリーブランドです。そのため、人権・社会に配慮して採掘・研磨された、エシカル／フェアトレードの高品質な宝石を適正価格でご紹介しております。
また、フェアトレードで仕入れた宝石を、パキスタンのスワート渓谷に設立した研磨工房（EARTHRISE GEMS STUDIO）で、一つひとつ丁寧に宝石の研磨をしています。
イタリアを代表するハイジュエリーに携わっていた、日本の熟練職人によるハンドメイド。
参考価格：20万円〜（リング。フェアトレード・ゴールド使用。）
※売上の一部はパキスタンの子供たちと女性への支援、工房の機材購入費に充てさせていただきます。
ご相談はこちらから承ります。
