(※写真参照:AFP時事)
こんにちは。
EARTHRISE代表・デザイナーの小幡星子です。
昨日に続き、マララさんのお話。
本日、マララさんが軍のヘリコプター10機に護衛され、
イスラマバードから無事にスワートの中心都市ミンゴラに入りました。
目的の学校訪問は出来たのかな。。。
とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
あとは、マララさんをはじめ、多くの方々が支援して建設された学校が
タリバンの標的にならないことを祈るばかりです。
パキスタン、とりわけ地元のスワートで嫌われているマララさんですが、
今回スワート入りしたことで空気が変わりました。
本日のミンゴラでは、
マララさん歓迎ムード一色に染まっていました。
残念ながら保守層が多い田舎の方の反応は・・・あまりよろしくないですが、、
今回マララさんがスワートを訪れたことで、
少なくともミンゴラはポジティブな雰囲気に変わりました。
ついこの間までは、
バザールでマララさんの名前を出すだけでも
危ない、警戒しないと・・・という雰囲気でした。
研磨工房の職人頭ザイーさんもご機嫌。
マララさんの実家とご近所だったザイーさん。
マララさんのお父さまとよくお喋りしていたことを
懐かしそうに回想していました。
ザイーさん
「ワタシ、30年以上前から女の人と男の人は同じ考え言ってる。わかる?」
(男女平等と言っています)
わたし
「うん。分かるよ。だからわたしたち一緒にビジネスしているのよね。」
ザイーさん
「そうそう!マララのお父さんも同じ考えね。わかる?知ってる?」
わたし
「もちろん!前にマララさんの本を読んだ時に、
ザイーさんとマララさんのお父さんの考え方が
同じだねってザイーさんに言ったよね。覚えてる?」
ザイーさん
「あー、そう。。。ワタシ全然知らない。」(←知らない=記憶にない)
わたし
「え?!ちょっと、わたしの話、聞いてる?」
ザイーさん
「Of course!Of course!セブンアップなんとかかんとか。ごにょごにょ。(←パシュトゥー語)・・・」
わたし
「え?セブンアップ?」
ザイーさん
「ごーめんなさい、ショーコさん。
ワタシ今、お買い物してたネ。
お客さんにセブンアップ(炭酸ジュース)買ってた。
で、なに(  ̄∀ ̄ )?」
わたし
「・・・。」
時々、ザイーさんと意思疎通が出来ているか心配になります。。。
ちなみに、本日のスワートの気候は、
「ちょーーーーーっと暑い」
そうです。
※スワートと日本は、同じくらいの気候です。
有難いことに、ザイーさんは新聞(どこの新聞かは内緒)
のインタビューも受けました。
ザイーさんが今まで秘めていた声が
多くの方々に届いたら嬉しいです。。
ここで登場するザイーさんは
いつも変なおじさんになっているので。。
(読者様には大好評!)
ところで、ザイーさんもタリバンと戦い(言葉で)、
被弾もして生き延びた一人です。
わたし
「ザイーさんにもノーベル平和賞をあげたいけれど、
わたしにそのような力はないから
・・・【EARTHRISE平和賞】をあげるね!」
ザイーさん
「おーっほっほっほ。アリガトーゴザイマース!!!」
いつも研磨工房はこのようなやりとりをして稼働しております。
色々と大丈夫かな・・・。
マララさんがスワートに戻ってくるには
まだまだ難しい状況ですが、
このままポジティブな空気が
スワート中に浸透していくことを願っています。
スワート渓谷への渡航レベルが下がったら、
鉱山見学&研磨工房で研磨体験ツアーを企画して、
地元の学校へも遊びに行ったりしたいです。
(日本人が行くと、全校生徒が押し寄せて大歓迎してくれますよ^^)
もちろん、案内役はザイーさんで♪
それでは、良い週末を^^
愛と感謝の気持ちをこめて。
代表・ジュエリーデザイナー 小幡星子