こんにちは。
EARTHRISE代表兼ジュエリーデザイナーの小幡星子です。^^

パート1、パート2とパキスタンのご紹介をしてきました。

今回は

パキスタンへどうやって渡航するの?
気になる危険度は?

そのあたりをご紹介いたします。

【渡航ルート】
一般的な渡航方法は、飛行機
です。
陸路でインド、中国から入ることも出来ます。
※パキスタンへ入るには、ビザが必要です!

以下、主にパキスタン行きで利用する航空会社を
独断と偏見でご紹介いたします。

 

■パキスタン国際航空(PIA)
成田ー北京(中国)ーイスラマバード 約11時間
※飛行機の乗り継ぎは不要で、北京の空港で2時間ほど機内で待機します。

機内でぼーっとしていると、
掃除機を持った清掃員の人たちがドヤドヤ入って来ます。(ビックリw( ̄Д ̄;)w)
そのため、お掃除する人たちを避けながらストレッチしたり、
読書をして時間を潰すことになります。

最近は離陸前にコーランを流さなくなったのかな?!

〈メリット〉
・短時間で行ける(かもしれない)。
遅延が多いのですが、昔に比べると遅延しなくなったそうです。
・国内線乗り継ぎがタダ。
あまり知られていませんが、PIAでイスラマバード入りすると、
国内線が無料で利用出来ます。(チケット購入時に一緒に依頼すること)
(例:成田ー北京ーイスラマバード(一泊)ー国内線:ギルギット行)
イスラマバードには夜到着するのため、
一泊するホテル代(4つ星)も無料で、2万円位節約出来ます!
・セキュリティーが甘い(良いことなのでしょうか。。。)
・客室乗務員があり得ない位イケメン・美女(のことがある)
そう、パキスタンはイケメン・美女の宝庫です。
・メリットか分かりませんが、思っていたほど機内食は悲惨ではありませんでした。

〈デメリット〉
・トイレが汚い
・日本人がほとんど利用しない
(パキスタン人と中国人が多い)
・ちょっと(いや、かなり)うるさい
パキスタン人はお喋り大好き。
席の離れたパキスタン人同士で大声でのお喋りは日常茶飯事です。
覚悟しておいてください。
・機体が古いので、モニターも各座席についていません。
・飛ぶか、目的地へ到着するかも神のみぞ知る…
これが最大のデメリット。

「もし死にたければPIAに乗れ!」
というキャッチコピーがあるほどです。

また、PIA(Pakistan International Airlinesの略)をもじって、
「Peraps.I will.Arrive(多分・私は・着くだろう)」
と言っています。

安全面からも、次に挙げるタイ国際航空をオススメするパキスタン人が多いです。
パキスタン人ですらそう言うの( ̄△ ̄;)?!と驚きました。

パイロット(元空軍パイロット)の腕は良いのですが、
機体が古い&メンテナンス不備が問題のようです(聞いたお話)。
聞いた当初は笑っていましたが、
昨年12月、日本へ帰国する日の夕方にPIAの国内線が墜落し、
多くの犠牲者が出たため、笑えないお話になりました。。
(国民的人気元ミュージシャンも搭乗していました。)

間接的にとはいえ、知り合いの関係者が
墜落した飛行機の副操縦士として搭乗していたので、
一層のショックを受けました。。。

この日は夜出発のタイ国際航空を利用していましたが、
あんなに緊迫したフライトは初めてでした。

以前PIAについてブログを書いていますので、
よろしければご一読ください。

 

■タイ国際航空(THAI)
成田ーバンコクーイスラマバード 約14時間半

〈メリット〉
・機内食が美味しい。(少しスパイシー)
・アイスが出る!
バンコク行きで搭乗されている方はご存知かと思いますが、
バンコクに近づくと抹茶アイスが出てくることが、私には至福の時(大のアイス好き)です。
パキスタンでは、まず現地でアイスを食べられない(胃が危ない)ので、喜びもひとしお♡
・トイレは綺麗。
・最新映画が見られる。
・日本人を見かける(なぜか、ほっとします)。

〈デメリット〉
・PIAよりも時間がかかる。
・たま〜に遅延する。(初めて利用した時、バンコクーイスラマバード間で3時間遅延しました。)
・乗り継ぎのため、2時間程待つ(帰りは1時間程)。
・セキュリティーが厳しい(PIAが緩すぎる)。
・バンコクー成田(帰り)はアイスではなく、温かい春巻き(?)が出る。アイスが良い〜o(;△;)o(涙)

両者、メリットデメリットございますが、
航空券代は両者ともほぼ変わりませんので、
オススメはタイ国際航空です!

ただ、私は過去にタイを利用してロストバゲージにあいました・涙
荷物はバンコクで見つかり、
1週間ちょっとしてイスラマバードで回収出来ましたが、
苦い思い出になりました。。
パキスタン在住の日本人の方々のお話では、
タイを利用してロストバゲージにあった話は
聞いたことがないそうです。。。
・・・ピンポイントで、私にだけ嫌がらせ?

 

【外務省発表の渡航安全情報】 ※超重要※

パキスタン渡航情報2017年

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

※2017年現在。

残念ながら、イスラマバードでもレベル2
「不要不急の渡航は止めてください」
です。

アフガニスタンと一部のインドとの国境付近では
危険度が一番高いレベル4のレッドゾーン
「退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」
となっています。

もちろん、アフガニスタンは全域レベル4のレッドゾーンです。

パキスタンは観光名所がたくさんあります。

古代遺跡、美しい自然、ヒマラヤ連山の絶景、
ド派手なトラックや、美味しいカレー、
普通のパキスタン人たちの生活も見ていると楽しいです・・・。

レベル2の地域でしたら、他の国をご旅行される時と同様に、
気をつけて行動されていれば大丈夫だと思います。

夜は出歩かない、軍施設、モスクには近づかないなど、ルールを守っていれば、
犯罪やテロに巻き込まれることも少ないです。

【アフガニスタンとパキスタンの国境付近の山岳地帯について】
アフガニスタンとパキスタンの国境付近の山岳地帯を
バックパッカーが単身旅していると聞きました。

が、この辺りへの渡航は絶対に止めてください。

タリバンか、その他武装組織に身代金目的で誘拐される、もしくは殺されます。

運良く危ない目に合われない方もいらっしゃいますが、
地元の人達ですら、危険地域で無防備なバックパッカーを見ると、
「怖いもの知らず過ぎてビックリだよ!!」
と、腰を抜かしています。本当に。

この辺りは観光するにも面白いものが色々とあるのですが、
今は時代が違います。超危険地帯です。

この場をお借りしてお伝えいたしますが、
バックパッカーでパキスタンを訪れる方は、完全に平和ボケしています。
本当にやめてください!!!

レッドゾーンで起業している私が言うのもなんですが・・・、
ありとあらゆるツテを駆使しているからこそ、安全でいられます。
それでも、万が一のことは常に考え、覚悟して行動しています。
疲労感は尋常ではないです。
命がかかっているので当然です。
これだけは強くお伝えしておきたかったので。。

また、現在のペシャワールのバザール(市場)には、
タリバンに密告する人が必ずいます。
タリバンは身代金目的での誘拐を目論んでいて、
常に格好の獲物(無防備な海外旅行者)を探しています。
タリバンへ密告するとチップを貰えるため、
お金のために平気で人を裏切ります。

もちろん、親切で優しい人たちもたくさにます。
ただ、地元の人たちですら、
誰がタリバンなのか、
誰がタリバンのサポーターなのか、
区別がつかないと言います。

最近は中国人を狙った身代金目的の誘拐が発生しています。
日本人も中国人と間違われると危険です。

こういうことを書くと、怖い国と思われてしまいますが、
危ないのは一部だけです。

渡航情報や現地に精通した人から正しい情報を得て、
その地で常識とされる行動を取られていれば、
大抵は大丈夫だと思います。

このようなことを言わなくても大丈夫な時代が
早く訪れてほしいです。。。

次回は、いよいよ私が起業したパキスタンのスワート(スワット)渓谷についてご紹介いたします。