こんにちは。
EARTHRISE代表・デザイナーの小幡星子(おばた しょうこ)です。

大人気の「破天荒過ぎるパキスタン起業物語」

直接お会いした方々へはお話をしておきながら、
こちらでは一向に更新しておりませんでした。

「忙しい」を言い訳にしてはいけませんね。。。^^;

「更新を楽しみにしています!」
という有り難いお言葉を頂戴しながら、、今に至っております。

ちょうど、お写真を見返していて、、
今年の8月でパキスタンで起業して2年になるようで驚いています。

日々、色々な出来事に遭遇していますが、
まずは、パキスタンのスワート渓谷で会社を設立するまでの
破天荒過ぎる物語(もちろん実話)を綴っていこうと思います。^^

たぶん、このお話が一番衝撃的。

パキスタンで起業したい!という奇特な考えをお持ちの方には
まったくお役に立たない情報かとは存じますが、、、
ご興味がございましたらお読みいただけますと幸いです。

起業したパキスタンやスワート渓谷のバックグラウンドについては、
過去の記事をご参照ください。

■■■ パキスタンってどんな国? ■■■

【パキスタンってどんな国?パート1】
https://earthrise-j.com/pakistan-entrepreneur/about-pakistan-part1

【パキスタンってどんな国?パート2】
https://earthrise-j.com/pakistan-entrepreneur/about-pakistan-part2

【パキスタンってどんな国?パート3】
https://earthrise-j.com/pakistan-entrepreneur/about-pakistan-part3

■■■ スワート渓谷について ■■■

【東洋のスイス。パキスタン・スワート渓谷】
https://earthrise-j.com/pakistan-entrepreneur/about-swat-pakistan-part1-2

【スワート渓谷の人々と歴史】
https://earthrise-j.com/pakistan-entrepreneur/about-swat-pakistan-part2

【タリバン支配下のスワート渓谷】
https://earthrise-j.com/pakistan-entrepreneur/about-swat-pakistan-part3

■■■ 破天荒過ぎるパキスタン起業物語 一覧 ■■■
https://earthrise-j.com/category/pakistan-entrepreneur

============

そもそもパキスタンでは
どのように会社を設立(法人登記)するのでしょう。

日本では、

基本事項の決定、印鑑作り

定款を作成

資本金を入金

登記書類作成

登記申請

登記後の各種行政などへの手続き

という流れです。

パキスタンでは、日本と少し(だいぶ?)勝手が異なりました。
もしかすると、パキスタンとは言っても
地域により会社の設立方法が異なるかもしれません。

日系企業が集中するカラチ(パキスタン南部)や
首都イスラマバードはもっと簡単な手続きかもしれません。

私が起業したスワート渓谷は、
パシュトゥーン人たちのエリア。
彼ら独自のシステムがあるのかもしれません。

大まかに以下のような流れでした。
ただ、記憶があやふやになってきていて、
抜けていたり、前後している部分があるかもしれません。
あしからず。

日本にあるパキスタン大使館でビジネスビザの申請

ビザ取得後、渡パキスタン。スワート渓谷へ。

事務所(今回は、研磨工房の場所)を契約する

設備を整える

レターヘッド、印鑑作り

銀行口座開設(お金は10ルピーでも1,000ルピーでも預けていればOK。1ルピー=約1円)

登記関連書類作成

裁判所に関連書類一式を提出する

関係部署を周り、面談後、各部署の責任者全員の署名(8名〜10名くらい?)を書類にもらう

裁判所が研磨工房の実態調査を行う

裁判所から認可されたら、
スワートの商工会議所へMembership Certificateの申請

ペシャワールの商工会議所へもMembership Certificateの申請
(スワートはカイバル・パクトゥンクワ州(略してKP州)に属する地域で、ペシャワールはKP州の州都。)

免税申請(スワートはパキスタンでも特殊な免税エリア!)

すべての公的機関から認可されたら、完了!

晴れて、スワート渓谷でビジネスが出来ます!

同じ時期に、スワートのパシュトゥーン人も起業すると聞いたため、

「一緒だね〜♪」

と、のほほ〜んと会話をしていました。

その方は午前中に裁判所へ申請に行き、
認可が下りるまで30分かかりませんでした。

日本は登記申請してから時間がかかるけれど、
さすがパキスタン!
こういうお仕事は早〜い!!

わたしが裁判所へ申請に行った時は、
さすがパキスタン!さすがスワート渓谷!

期待を裏切らない、
想像を絶する展開が待っていました。。。

次回より、パキスタンでの日々の出来事も踏まえながら、
会社設立までをご紹介いたします♪

会社設立第一段階は、ビジネスビザの申請!

つづく♪

https://earthrise-j.com/pakistan-entrepreneur/entrepreneurship-part2

愛と感謝の気持ちをこめて。
代表・ジュエリーデザイナー 小幡星子